芥田川フーズプランニング株式会社

事業内容description of business

事業内容

産業構造の変化と共に、衰退の一途をたどる中山間地域、里地里山。
人口減少・過疎化・少子高齢化・農業離れにより増加した耕作放棄田…。
自然資源の循環の減少は、里山の自然環境や景観の悪化をもたらし、さらには地域の存亡すら懸念されています。
私たちは、そんな地域の抱える問題に、事業活動を通して取り組んでまいります。
先ずは、水稲作付けとブランディングマーケティングによる農地の維持管理。「耕作放棄田ゼロ」「里地里山本来の姿 景観の保全」に努めます。
地域に伝わる伝統文化や伝承と、GPS・ICT・IoTなど先端技術を融合する事で、中山間地農業 里山農業を再構築、人と地域を未来へ繋ぐ事業を展開しています。

 サービス

  • アグリファーム事業

    中山間地農業 里山農業

    自社農場・自社生産
    地域の伝承×IoT・ICT技術を取入れたスマート農業で中山間地域農業を引率!

  • アグリサポート事業

    農業作業受託アグリサオート

    過酷な作業の多い農業…、 主に水稲(お米づくり)農作業の受託をメインにポート!少子高齢化の進んだ地元農家さんを元気に!

  • ライスセンター運営事業

    乾燥調整業務

    自社ライスセンター(乾燥調整プラント)
    地元地域で収穫した籾を乾燥調整、玄米に仕上げます。

  • WEBショップ運営事業

    WEBショップ

    弊社の管理運営するWEBショップ
    地域や生産者、様々な思いを試行錯誤のを重ね商品という形に変えて発信しています。

私たちの取り組みOur challenge

  • 里山環境景観保全
    プロジェクト

    里山環境景観保全

    人の自然への絶妙な係りで形成された里地里山 地域固有の文化を次の世代へ

  • ふるさと魅力創造
    プロジェクト

    ふるさと魅力創造プロジェクト

    地元住民の有志が集まり始動!
    地域の未来を考える

  • 草刈塾


    草刈塾

    草刈りのプロフェッショナル集団
    地域の垣根を超え 只今 塾生募集中です。

アグリファーム

アグリサポート

ライスセンター

ここは人と自然の共存する里地里山

古き良き日本の原風景 ここは人と自然の共存する里地里山

兵庫は奥播州 芥田の谷、里山の風景が残る芥田川流域は、一級河川加古川の支流のそのまた支流、源流「芥田川」周辺を開いた場所で、東西北を山に囲まれた全長6キロほどの山間の地域。
戸数は全部で70戸程の小さな集落で、山の傾斜を利用して民家と田畑が段々に重なり、里山の恵みと田畑の農作物など季節折々の自然と共に暮らしています。土地がら旧くからある家は、お互いの名前を氏名ではなく屋号で呼び合ったり…そんな素敵な風習も残る日本のふるさとの風景がここにあります。

中山間地農家さんをサポート

そんな「芥田の谷」は、いまだ多くの自然が残っております。ふと辺りの自然に目をやると大人の私でさえもワクワクするような…、何と申しますか童心に還ってしまうのでしょうね、子供の網を取りあげて虫を追いかけてしまう始末。昔の思い出が蘇ってきます。

里地里山

田舎のバロメーターともいわれる「日本タンポポ」も未だ多く自生。初夏にはせせらぐ道をたくさんのホタルが飛び交う。田んぼの脇でドジョウやサワガニ。川で魚を捕ったり、山に入ってカブトムシやクワガタ捕り…と未だ豊な自然が残っています。
昔から盛りの短いものを旬として何かと人を楽しませてきましたが、そんな季節折々の旬を五感で感じ楽しませてくれる。人と自然とが共存する里山地域です。

里山の自然

作り手の思い、それに答える里山の自然 ~おいしいお米を育む芥田ノ谷~

ところが、ここでの米づくりは結構大変。 芥田川流域はとても水はけのいい土壌のため、まず田んぼに水を張るのに一苦労。 さらに山間地域のために引く水の水温も低く、その水を使うせいか稲の生育は平地の田んぼよりも遅くなると言います。 東西を山に囲まれているため、平均日照時間も少なく、生産量は平地の7割程度とか…。山の傾斜を利用した田んぼは、畦(アゼ)の草刈だけでも、平野の3倍以上の手間ひまを要します。
稲刈り面積より草を刈る面積の方が広い田んぼも少なくありません。 稲作にはとても厳しい環境ゆえに、お米を人一倍の手間と愛情を注ぎながら、代々この地では米づくりが行われてきました。そんな私たちの想いと、それに答えてくれる里山の豊な自然環境から、芥田の谷では昔から「おいしいお米」がとれるのです。

里山農業

田んぼによっては、畔の高さも6mに達します。稲の害虫の発生を抑制するためにも、こまめな畔の草刈りは必要不可欠!
また内陸の中山間地域に位置する芥田の谷、この土地特有の朝晩の寒暖差も「おいしいお米」にひと役かっています。

清らかな水は お米づくりにも活かされています

芥田川は源流にダムが無く、周辺の山々から染み出た水が沢を介して直接田んぼを潤します。ミネラル豊富な水は滋養に富んだ田んぼを育み、田んぼをとりまく豊かな里山の自然環境を形成しています。
清らかな水は、人の生活と共に多種多様な生き物をも育んでくれます。…里地里山は希少生物の宝庫です。

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里山でのお米づくり… 見えない土中にこそ情熱と愛情を!

ちなみに稲刈りが終わると、 来年に向けすぐに藁を田んぼの土に鋤き込みます。これは次の田植えをするときに土の栄養になってもらうため。
そして春にかけて、数回にわたって田んぼを耕していきます。 醗酵させた牛糞を撒いたり、時には雑草を緑肥として有機物を土中に鋤き込み土中に循環してやる、雑草は酵素となり土中で好気性細菌のエサとなる、好気性細菌が増える事で元気な田んぼに!田んぼが元気になると自然と採れるお米もおいしくなります。
また、冬の間、朝晩の氷点下の寒気に土をまんべんなく さらす事で、雑草の根塊や種子、害虫の卵を凍結~乾燥を繰りかえす事で死滅させる効果もあるんですよ。
一見、お米づくりは地表の見える部分だけに目が行きがちですが、それ以上に土の中でもいろんなドラマを経て実りの秋につながります。
「里山農家のおいしいお米」は、その見えない部分にどれだけ愛情と情熱を注げるか…、除草剤や化学肥料に頼りっきりになるのではなく、人の手で里山の自然資源を循環させ環境を整え活かしてあげる。その結果「おいしいお米」として自然から恩恵を頂けるのだと考えます。

里山の農業

株間にこだわりを…、植える方向は風土の智恵を…。

地域によって田植ほ方法も異なりますが、昔からこの辺りでは、3~4本植えの株間17cm、1坪平均70株植えが主流で、収穫量も一番多くなるようです。 ところが里山農家のおいしいお米では、収獲量よりもひと粒ひと粒の「質」へのこだわりから。苗の株と株の間を30cm、1坪辺り2~3本植えの約34株で田植えを行います。 株間を広げる事で、根本まで日光が当たりやすく、根本から葉先まで全体で光合成!風通しが良くなり、病気にもなりにくくなる、健康な株に育ちます。 土地柄、日中は南風、日が暮れると北風と、必ず南北の方向に風が吹きます。苗の植える方向を風の向きに合わせて南北に植える事で、風通しもよくなり、台風など強風でも倒伏しにくくなります。
「おいしいお米」もまずは健康な株作りから…、少ないながらも穂のひと粒ひと粒にしっかりと栄養が行き渡ります。

地域の伝統文化

昔から一般市場に出回る事がなかったお米

「清流きぬひかり芥田川」は私達農家が自分たちが食べるため、自家消費するためだけに作っているたお米(保有米)です。 芥田の集落は全戸農家の規模が小さいので、昔からどこの家も自分たちが食べる分だけを作ってきました。
余った分は収穫と同時に全量を出荷してしまいます、出荷してしまうと、どうしても他の地域のお米と混ざってしまうので、純芥田産のお米は昔から一般市場にはいっさい出回らなかった、地元農家の人だけが食べていたお米なんです。
芥田川フーズプランニングでは、芥田の谷でとれたお米を更に厳選、当社の厳しい規格に合格したお米だけを「芥田川ブランド」として皆さまにお届けしています。
混ざりのない収獲したまんまのお米、地元の農家の人だけが知っているお米の本来のおいしさ…、ぜひ皆様にも知っていただければと思います。

ブランディングマーケティング

お米づくりにまごころを添えて

米作りについて『八十八と書いて「米」という字になるように88の手間ひまがかる…。』なんてよく耳にしますよね? でも芥田谷の農家は声をそろえてこう言います。
「米作りの労力と手間を考えると…、農家自身も作るより買った方が格段に安い。」
まさにその通りで、一枚一枚の田んぼが小さく生産性の悪い芥田谷では、ほとんどの農家が赤字でお米を生産、これが芥田谷の農家の素直な声でございます。だから専業で生計を立てている農家は芥田谷には一軒もありません。
でも、こんな時代だからこそ家族が口にする食べ物は自分たちで作る。兼業農家だからこそ、生産性よりも質、安全で安心して食べれる物にこだわれるのだと思っています。
愛する家族が毎日食べる物だから…、小さな子供やお年寄りが毎日食べる物だから…、元気に育ってほしい…、長生きしてほしい…。だからこそ安全で安心して食べられる物を…。そんな願いだけで作っています。
そんな「まごころ」のこもった里山農家のおいしいお米「清流きぬひかり芥田川」、きっと皆様にも喜んで頂けると思っております。

中山間地域の農家さんを元気に!

お問い合わせ

下記よりお気軽にお問い合わせください。

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